断片の矛盾/見崎 光
 
金色の野に魅せられた夕刻の空

どこかで産声をあげ
どこかで、
永い眠りへと就いた

心の奥底は昔
表面は今

曖昧な生の狭間で
何を見、
何を聞き、
何を残す


手元に足元に広がる
可能性とやらを
どれだけ掴むのか



美しさは切なすぎる
儚さを秘めながら
ありのままで包み込む


意識を掻き立てるだけ掻き立てて
夜に溺れ、理由を探す




しっかり、
生きれてるのだろうか
歩けてるのだろうか






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