独白2/風見鶏
 
現代詩フォーラムに参加するにあたりいくつかの作品を見て回ったのだが、なるほど現代詩に対して自分のように穿った考え方を持つ人間はむしろ少数派で、ほとんどの人々がそれぞれに独自の楽しみ方を模索し獲得しているであろう事だけは把握する事が出来た。残念ながら自分が求めていたような現代詩の偶像とも言えるイメージに出会う事は出来なかったが、そんななかでもいくつかの自分の心を揺さぶりゆる思想にも出会う事が出来たのは自分のなかでも貴重な体験であったと思う。

しかしながら、つい先日まで限られた条件の中でいかに多くの事に一貫性を持って語りかけるかという技法に執心していた自分にとって、このフォーラムにおいて「独白」
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