(522−2)野施行三十一(みそひと)文字/水恋鳥魚夫
 
(番外編32−2)青巒の月小ささよたかむしろ
             (飯田蛇笏)

(せいらんの つきのちいさき たかむしろ)よ→き
早苗饗の経験はない人の早苗饗句

昆布長し光ひきずり来て干せば 
       (神原 栄二) 
昆布長く光引きずる干せばよし

さまざまのこと思ひ出す桜かな
         (松尾芭蕉)

日本81億の桜の句もこの句ゆえみな凡句

 たかむしろを敷き酒を注いでやりたかった父の、
毎日言うことは田畑に窒素、リン、カリウム
 

(本編)
     
 植物が育つには窒素、燐、カリウムが必要だ三大栄養素とまで言われている。
畦を利用して水田に大豆の根の根粒菌が空気中の窒素と反応し窒素化合物を与えてくれる。畦は水田を水で囲っている。
水にほどよく窒素化合物が混じり我等の成長を助けてくれる。


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