女學生日記 五十一/TAT
 


一月十四日 日曜
天氣 曇
起床 六時三〇分
就床 九時〇分

晝前は??した
午後一時の兵隊送りに行つた
歸つて来てからお裁縫をした
母は夜お寺へお參りに行かれた
兵隊送りに行つた時 小宮さんから言はれて(私がピンポンの選手だといふこと)びつくりした
私そんなことは知らない
長田さんから「貴女ピンポンやつたことある?」と聞かれたから「やつたことあるわ」と言つただけ
それだのに知らぬ中に選手になつてゐる
「長谷部さんぢやない?」と聞いたら「長谷部さん嫌だつてお泣きになるから」と言はれた
私はやりたくないし?一技術が問題にならない
「もう先生に言つたからやらない
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