日記 2022.01.10(月) 祝日 夕べ/田中恭平
 

 今、明日のしごとのプレッシャーからか、心が不安、安定していないので、ともかく日記を書いて、頭を整理して、次いで副産物として、心が安定すればいいと考えた。私は相当の臆病者なのである。そして、不安から、物に頼って、安定を試みる側面がある。

 今日は読書、主に稲垣足穂の「一千一秒物語」文庫本から、尾崎放哉、聖書を読んで過ごした。十冊の本も十回読めば、百冊読んだことになる、と、考えている。
 ノートをつけながら読んだが、合間、浮かんだ定型俳句も書きつけた。それは

 しまきしてバイクをおりて押し歩む

 と、

 寒の水諸手にうけて浄罪す


という二句であった。戯れ句では
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