私の人生らしきもの/幽霊
 
 気分が優れない。まるで優れない。頭の中でどろどろの汚水がかき回されているようだ。吐きそう。なにかしら吐き出してしまいそう。
 あれのせいだ。あれしかない。あれなんだ、私はつまらないことをしでかした。
 今日はつまらないものを吸い込んだ。あぁつまらないものだ。ひどいものだ。あんなものはひどくつまらないものだ。筒状の紙の中にはつまらないものがいっぱいにつまっていた。しかし、その本性を見るまでは恋に似たようなものを感じていた。事実、私はわくわくしてしょうがなかった。
 私がそれを手に入れたのはリラックスできると聞き及んでいたからだ。それ以外には無かったはずだ。私はそれにあまり良い印象などは持って
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