メモ5.19/道草次郎
 
たくさんけずったら、のこったのは腹ぺこ。咀嚼し、嚥下し、胃をふくらます。その一つひとつが、その一つひとつに奉仕をしている。

ひつようの土からでないと、なかなか生えない満足の木。そういうふうに捉え、刻々の漏洩をふさぐ。

やがて、たくさんけずることすらしなくなるのか、どうか。それは、わからないけれども。

ある種の目標は、とっちらかったままシンプルに生きることかもしれない。それは、難しい。そして、それは難しくていい。そうやって、いつだって観念することだ。

観念には、二つの意味があることを、今、知った。



至ったときには、すでに、すぎさっているので概ねいつも害のないやさ
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