9月11日の付箋/道草次郎
 
 今日は落ち込んだことがあった。
 職業訓練の筆記問題の算数の問題が半分ぐらい出来なかったのだ。事前に例題で連立方程式の解き方を思い出しておいたのに、小数点が混ざった乗除の計算をする際、約分の時に必要な24÷6=4という計算に1分を費やしてしまった。たぶん、頭が回っていなかった。中学の数学までは問題なく解けると踏んでいたのが間違いだった。頭が思っているよりも回らなくなっている。
 とくに、計算問題に使う頭の機能が極度に衰えている。ショックを拭うことができず、面接が始まるまでの10分の休憩のあいだに自由律の俳句を22句作ってしまった。それを覆面の監督官にこっそり見られてやしないかと内心ビクビクし
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