メモ/はるな
「みつば…」と寝言しながら寝がえりをうつむすめの手のひらから、バニラの匂いがする。きょうは日曜日で、クッキーを作って焼いた。くま、うさぎ、星のかたちの抜き型、「ハートの型あったらよつばのクローバーつくれるよね。こんどかいにいく?」「あっ、そしたらみつばもつくれるよね?」って話した。夢まで世界は繋がってて、それは現実ではないけど存在する。
わたしはきのう、あれっ詩は現実なのかな?願望だったり絶望だったりするけどもそれって詩かな?それとも詩は虚構かな?だとしたらさびしいな、リアルなフィクションなのか、フィクショナルなリアルなのか、どっちが正しいかな?と思っていて、良いとか、悪いとかいつも迷うけど
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