ささくれ/
はるな
くもたちが、だんだん固くなってきた。いつのまにそんなに伸びたんだろう?っていう草木や花。空腹に甘いパンを齧れば、とたんに胸がつかえて進めない。
(満員電車を乗り継いで花を切りに行く。)
泣いたり笑ったりしなくなればおしまいだから、心がちゃんと動くように忙しくして、下手な球乗りだって三十年も続けてきた。今は何が問題なのか少しはわかっている。
朝と夜とで、気持が変りすぎるのだ。
戻る
編
削
Point
(3)