『ぼくと猫のフーの冒険』/beebee
ぼくが居間のコタツで遊んでいると、ママが台所からやって来て
言いました。
「お外で遊んでらっしゃいな、寝てしまうわうよ。」
「嫌だよ、外は寒いから。」とぼくが答えました。
「レゴで探検隊ごっこしているんだ。」ぼくは作りかけの動物たち
を見せました。
「いつの間にか寝てしまうわ。この間もここでオネショしたじゃな
い。」と、ママは厳しい声で言いました。飼い猫のフーがママの後
ろからついて来て、ウンウンと首を縦に振って見せました。ぼくは
たまに失敗するのです。でも猫のフーだって、オシッコ・シートか
らはみ出してするクセに、ひどい奴です。フーが寄って来て、コタ
ツ布団に入ろうとしま
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