ごはんのためのプロローグ/暁い夕日
コツコツコツ・・・(演壇に向かい階段を上がる)
「えー、うぉっほん! ん?ちょっと、君、演壇に水が用意
してないじゃないか。頼むよ。私は今日喉の調子が悪いんだ。
・・・そうそう、大事な発表の時に声が擦れたら困るからね。
・・・よし、それでいいんだ。」
「えー、ゴホン。皆さん、静粛に。静粛にお願いします。間
もなく発表ですから、会見は後にしてください。質問はその
時に! うぉっほん。あーあーいーいーうーうー。声大丈夫
かな? はい。皆さんお待たせしました。間もなく発表です」
水を一口飲む。
「えー・・・・
ポイントは、心のごはんです!」
『おおーーーーーーーーーー!!!』(聴衆の声)
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