秋の珈琲/
中原純乃
終わりの始まりって何時だったんだろうと、かなり苦めの珈琲を入れながら考える。
そういえば、いつから秋になったのか思い出そうとするような。
そこに有ったことに気づかない。
あまりにも自然で、穏やかな朝のコーヒータイムにふと考えたりするのだ。
もう一度眠りたいのに、眠れるほどの時間はない。
そういう、感じ。
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