フィギュアの神様/アラガイs
 

期待されたメダルへの重圧がなくなったからだろうか…画面に映し出された開始前の表情からは力みが取れ、いい演技が予感できた。
そして思ったとおり、久しぶりにトリプルアクセルを成功させた浅田真央のフリーを見ることができて感動した 。
ムム…ひょっとしたら…と上位の連鎖的失敗を期待していたが、何の何の、観衆を味方にした者、自分を信じた者の力はやっぱり強かった 。
特にキムヨナの情感溢れる演技は素晴らしく観ていて引き込まれてしまった。
アディオスノニーノ≠あの曲に、あれほど情感豊かな表現で完璧に近いジャンプを成功されたら、さすがに浅田真央でも敵わない。
表現者というパフォーマンスに関して、対照的な雰囲気のある高橋大輔もそうだが、どこかもの哀し気なキムヨナにも自ら引き寄せたフィギュアの神様が憑いている 。
浅田真央は残念だったが、人を惹き付ける魅力の強さを改めてそう感じてしまった。
まったく、、失敗を期待した方が間違いだったのだ 。





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