不如意な恐ろしさ(アスパラガスさん讃2)/渡邉建志
アスパラガスさん讃 2
彼女は軽やかだし、あまり恐ろしそうではないではないか。という不如意。
この、デザインできない不如意で多義的なラインを、彼女は、推敲と時間によって作り上げることができたと言うのか。
そのために失ったものがあるとすればなんだったのか、そのためにあえて負けていこうとした点があるとすれば、
それは何なのか。
とがっている人は、なにかを、犠牲にしているはずだ(それが、犠牲でないように、反対に美しく見えるような形があるかもしれないが)。
恐ろしさについて、聞いてみたかった。もっと、教えてもらいたかった。教えてもらう、ことではないのかもしれないけれど、なにかを
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