某勉強会での記録メモ/中川達矢
(内輪向けの文章となります。アーカイブとして)
テーマ:詩を書くということについての詩を読む
「旅人かへらず」三九・一六七(西脇順三郎)
・青いどんぐりの解釈
→青二才という表現があるように、まだ幼い・若いどんぐりの様子を示したもの。
→本当に青い色をしたどんぐりがある。(幻想的)
・二つのカギカッコについて
→一つ目のカギカッコは、普通に街道を歩いている時に出くわした会話を写し取っただけのものである。会話の内容は口語的、生の声として記録されている。この語り手は、「淋しき」ものを感ぜられる人間であり、そうした「淋しき」の渦中にいる語り手にとっては、会話の内容が
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)