夢のようだった、とあなたは言っていたけれどあれはほんとに夢だった、あなたが住む街で空気が冷たくなって、それはわたしの心臓もゆっくり冷やしてゆく。所有されたい。夕日がゆっくりと沈んで、まいにち、たしかに世界は終わってゆく。地球に大気がある、オゾン層がある、かみさまが、いのちだとするならば、わたしたちはみんな、やっぱりかみさまのこどもだね。かみさま、手を振ることのただしいかたち、わからないけど、届いたらいいな、と、おもっています。