秋の風鈴/梅昆布茶
 
鳴っている時の谷間に銀の風鈴

指とゆびはかった遠さに秋深まる

いまだって氷河時代とナウマン象

秋待たず逝った母の置手紙

自由という名の束縛それが恋

テクノポリス独り歩くてくのぽりす

独りでは居られなくてでもちょっとうれしい

どん底の底をのぞいた人に会いたい

人としてお馬鹿の限度をおしえてよ

秋の風鈴ただ時をはらんでちりちりと





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