まっくらけ/
ふるる
両瞼月の形の白い傷
露出した骨を矯正してる口
三日後に二足歩行で倒れます
初夏の朝 身体の中はまっくらけ
磨かれた床に無数の目玉落つ
詫びている頭蓋骨がきしきしきし
耳の穴覗き込んだら出口無し
唇で秘蜜、え、餌咥えてる
戻る
編
削
Point
(5)