もみじナリティ〜。/
森田拓也
詩の様に小花に秋の小蝶ゐて
食ふ顔も干柿に似るおばあちゃん
靴置き場紅葉(もみぢ)もふたつ並びをり
妖精が紅葉を履いてやって来た
ぷるぷるの中に歯ごたへ橡の餅
干柿のこっち今食べこれは明日
干柿のため本日は空晴れて
からすみの箱裏向けて値段みる
朝顔の青空しぼみ昼の雨
朝顔や青空の色咲きならぶ
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