つれづれと俳句/朧月夜
 
流れ星今年はひとつも見ずにいて

秋の田や国道沿いに実る穂に

雁の鳴く屋根の上には目をやりて

月の雨雲隠れせず晴れていよ

雨の月かんかん照りで名に負わず

鈴虫に願いをかけて夜を過ごす
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