去歳俳諧十句/
酔横
我すきの古俳あつめて冬ごもり
野分去て猫佇むや破れ堂
太平をねがひて詠へ去年今年
此宵の月を肴に酒の酔
上れ??坊ンより伸るいかのぼり
相合の肩寄合ふて雪見傘
秋晴や菅笠掛けて古碑の前
彼のひとと同じ月見る今宵かな
夏の野を埋め尽くしたる煙雨かな
野ざらしの風雅の道の染む身かな
(季節順不同)
戻る
編
削
Point
(3)