ゴール前(高崎競馬場 2)/
HARD
何人かの歓声と
何十人かの悲鳴、ため息と
そんな中のダートコースを馬達は駆け抜けていた
物言わぬ約500kgの生物達はいつも懸命に走っていた
僕は何回歓声をあげただろう
きっと数られる程しかあげてない
でも 何故だか思い出せないよ
今では柔らかい砂をどけ 砂利を敷き
ダートコースは駐車場になった
ゴール前
馬ではなく 自動車が
駆け抜ける事もなく
止まったままである
止まったままである
戻る
編
削
Point
(3)