演劇と論理/吉岡ペペロ
 

演劇とは論理のようなものだと思う

なぜなら演劇とは

見えないものを実在させる手段だからだ

見えないものを実在させる手段を論理という

だから論理とは

見えないものを受け入れてしまうような私たちには

身に備わらないものなのかも知れない


キリスト教は論理なくして信じることなどできない

証言や物語が多すぎる

遣われた命が多すぎる

ぼくらが感性で信じるにはあまりにも歴史的すぎる


演劇とは論理のようなものだと思う

なぜなら演劇とは

見えないものを実在させる手段だからだ

見えないものを実在させる手段を論理という

だから論理とは

見えないものを受け入れてしまうような私たちには

身に備わらないものなのかも知れない
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