大黄河/
吉岡ペペロ
中国が
その歴史が
対岸が
憧れや不思議であった頃
文明がくすんで霞む
学びの対象だった頃
ぼくらの国を脅かすこともなかった
夜が明けるようにめくられた
精神かどこかで感じていた
朝がまた始まり昼が騒ぎ出す
中国が
その歴史が
対岸が
憧れや不思議であった頃
文明がくすんで霞む
学びの対象だった頃
ぼくらの国を脅かすこともなかった
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