虎刈り/鵜飼千代子

ショートカットのお姉さんのように前髪をクリップで留めたり、わたしのカチューシャをしたりしているので、アッキーを美容院に行かせた 「短めに切ってもらってね」「短めってどれくらい?」「大学に入学するまで美容院に行かなくていいくらい」 彼は家ではネットゲームばかりしている一浪の予備校生なのだ 美容院にアッキーを配達してあっちゅの習い事の付き添いをしてから迎えに行ったらこんなことに(笑)
ぱっと見、「マッキーみたい!(ハート)」と歓迎したのだけれど、オーナーが「ラインは一週間で消えますから」というのでくるりとみたら「?!(爆)」「おじいちゃんに見られなければ大丈夫(爆)(爆)(爆)」「遊んで
[次のページ]
戻る 編 削 Point(12)