96/吉岡ペペロ
 

かぎりある人生に

なにかひとつでも情熱や永遠の痕跡を

残してやらなきゃ

後進たちに

情熱や永遠といったものの存在を

信じさせてやらなきゃ


傷つけあい困らせあい

疲れさせあうくらいなら

いっそのこと

無関心になればいいのだ

でも

あれだけ仲良しだったふたりが

まったく接点のない人生を歩いてゆけるのか


かぎりある人生に

なにかひとつでも情熱や永遠の痕跡を

残してやらなきゃ

後進たちに

情熱や永遠といったものの存在を

信じさせてやらなきゃ
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