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吉岡ペペロ
かぎりある人生に
なにかひとつでも情熱や永遠の痕跡を
残してやらなきゃ
後進たちに
情熱や永遠といったものの存在を
信じさせてやらなきゃ
傷つけあい困らせあい
疲れさせあうくらいなら
いっそのこと
無関心になればいいのだ
でも
あれだけ仲良しだったふたりが
まったく接点のない人生を歩いてゆけるのか
かぎりある人生に
なにかひとつでも情熱や永遠の痕跡を
残してやらなきゃ
後進たちに
情熱や永遠といったものの存在を
信じさせてやらなきゃ
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