ムーン・リバー/秋葉竹
 


 

生きるって
恋することだと想うんよ
離れたのちいま、つなぐ手熱く



その雨の
音をじょうずに不幸がり
傘を買いに、ゆく約束をする



指切りを
なにのつもりで切ったのか
幼馴染の淡い現実



夜よりも
悲しい罪は無いだろう
すべてを知ってド忘れする罪



朗々と
読み上げるのはその声に
私を泣かせた自信があるから?



そんな罪
知らずにまっすぐ生きたけど
反省などせず、辞めたい、いいひと



たからもの
みたいな感じの君のこと
閉じ込めたいのは、ダメなことだね




生きること、
死ぬこと、汚れて、迷うこと、
月の川なら、やさしく、流して









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