真冬の月のレモン味 ※(音楽付き)/こしごえ
 
思いを つらぬいていく
大切な悲しみの持つ深さ
この青白い深さ
しんとして
真冬の月のレモン味

思いを つらぬいていく
生きるという思い
生きるという思いを
大事にしたい
真冬の月のレモン味

魂という命は
宇宙の原初から欠けているが
欠けていたのは私の体
この体を得てからも
命は何かを求め続ける
思いは連なり
今に至る
私は
回り回って全てとつながっているのだ
朝食のパンを今日も頂く
頂きます
ごちそうさまでした、と
ああ ありがとう

真冬の月のレモン味を
感じる心は、
時々大切な悲しみを愛する
どこか
亡くなった星々の魂
あの人を思う
どこか さびしい
思いを つらぬいていく



 ※ AIのSunoさんが 曲を付けて 歌ってくれました。
   → https://suno.com/s/GXM5hzPEiOuqFYMl 詩 こしごえ 音楽 Suno

 ※ 初出 日本WEB詩人会
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