夜想、ペットボトルの歌(改訂)/ひだかたけし
 
なんだろう
ほうっておくと
色んなもの倒れてく
自然と自ら
ぱたんぱたんと
細やかな音立てて

 逆さまのまんま立って居る
  蓋口だけ青く鮮やかに
   透明側面の湾曲し
  すぅうと上向きに伸びた
 小さな円柱形のペットボトル 、

こいつ何だか頑張って踏ん張ってやがる!

その確かな存在感に、僕はやや圧倒されつつ

直視しながら感じ想い 只々書き置く此の夜陰。


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