出かけよう/
sonano
全部何から何まで良い人なんて一人もいないように
全部何から何まで悪い人も一人もいないんだよな
朝日に苦しまなくなって
でもどこか空虚さが残る
朝食
それを吹き飛ばすような
詩をください
邪気払いのように
嵐の中のゴミのように
扇風機の前の書類のように
僕の体と心と部屋から
出ていってくれたら
窓を開ければ
空は快晴で
出かけようと思わせてくれた
明るくなりたいと思わせてくれた
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