夏の朝に/秋葉竹
スムージーを飲んで
朝をピンク色にしてみせる
夏の光がこの部屋に入り込み
想像をはるかに超える暑さが
今日もまた砂漠のような街へ
私を誘う
だから朝はスムージーを飲んで
心をすこしは涼しくしたいと想うのだ
あの空で泳げたらいいな
あの空で泳いで行きたいところに
行ける魔法が欲しいかな
空は語らず輝いている
風は吹き
メダルみたいな薄くて白い雲を
泳がせているから
私も雲になりたくなる
夏の朝になにかに困ったら
空をみあげて
雲になりたくなる
あるいは
雲の上で寝ころびたくなる?
可能なら
はるかあなたの山へゆき
夢をみおろしうとうとしたいな
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