曇りの日/
番田
座り仕事で
神経痛になった 街は
賑わう 今日も
選挙運動で人が溢れる
何をするにしても
時は流れた 親といても
そしてどこにいても
歳を僕はとったものだった
荒川の河川敷に 一人 腰を下ろして
橋を通過する列車の姿を見た
僕は空になった缶コーヒーを手に
ここにいつまでいるつもりだろう
だけど もう 何をしても
画用紙に描いた絵は思い出せなかった
今は この くたびれた手に
ペンを持っているだけで
戻る
編
削
Point
(4)