曇りの日/番田 
 
座り仕事で
神経痛になった 街は
賑わう 今日も
選挙運動で人が溢れる


何をするにしても
時は流れた 親といても
そしてどこにいても 
歳を僕はとったものだった


荒川の河川敷に 一人 腰を下ろして
橋を通過する列車の姿を見た
僕は空になった缶コーヒーを手に
ここにいつまでいるつもりだろう


だけど もう 何をしても
画用紙に描いた絵は思い出せなかった
今は この くたびれた手に
ペンを持っているだけで


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