淫蕩と神と下僕/
栗栖真理亜
真っ赤に焼き爛れた塊が地面に呑み込まれてゆく
僕は言葉もなくただ見惚れる
まるで天の神と地の下僕との交接だ
ゆっくりと確実に情け容赦なく神は下僕を穢していった
子どもたちが遊ぶ校庭で
子どもたちが学ぶ校舎を見下しながら
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