いつかの夏の夜/おやすみ
 

 いつかの夏の夜

 蝉が鳴いてた



 夜中なのに

 わんわん鳴いてた



 どうしても伝えなきゃいけないことが

 蝉にもあって



 でも私は蝉の言葉はわからないから

 うるさいなって



 扇風機強で首振りしながら

 うなされてた



 いつかの

 夏の夜



 私の夢は

 いつ失くなってしまったのだろう


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