スケッチ、乱打ムっ/
ひだかたけし
この春日の夜底から
繰り返し木霊しつつ
吾が脳髄に響き来る 、
この肉身の外から絶えず
破滅の流れに曝されながら、
来る来る繰り返し響き来る
声の刻印、しばし遅れつ
次から次に また、次に
この春、夜底の声々注がれ
宇宙雨中の内鳴るヒビキ
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