愛という呪縛/りつ
 
解ってる
解ってる
解ってる
解ってる

非道いひと
嘘ばかりついては“ちょろい”と嘲笑う

それなのに
どうしても憎めない
愛しさが込み上げてくる

解らない
解らない
解らない
解らない

何故、こんなに愛するのか
寂しいひとだから? 
そんなことちっとも思ってない
悪党なのに?
そう。普通は、そこまで憎まれていると思えば醒める

私はただ単に執着しているだけなのだろうか…
これがいちばん近い感じ
なのに、そこに愛しさが混じる

古いオモチャへの愛着のようなもの?
…そうかもしれない

自分を疑えば、左肩が痛くなる
左肩には悪霊が憑くという

これはいったいどういうことか


まあ良い
混乱しようが
疑おうが
答えはすぐに出る

それが
私にとって最悪な答えでも


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