夏嶋 真子さんのひとことダイアリー
2010-09-18
顔の千も数える皺や小皺を、かれは/やさしい笑みの両側に、高らかに行列させた*太古の雨、そのガラスの髭が/まちの甍(いらか)に垂れおちる・エンデ 青い夜 葡萄の房を一列に並べた隙間月を眺める 真子(#j...(以下略)
2010-09-16
草にふるれば草はまさをに/雨にふるれば雨もまさをなり/砂山に埋め去るもの君が名か/かひなく過ぐる夏のおもひか/いそ草むらはうれひの巣/かもめのたまご孵らずして/あかるき中にくさりけり  室生犀星 
2010-09-15
君をはなれて唯ひとり/月夜の海に石を投ぐ。 佐藤春夫 // ((銀河行き))片割月を切符とし 真子 (季語・片割月) 「直線9/11」作者ノート更新しました。 
2010-09-14
露草の中にたまたま野菊哉 正岡子規  /  簪(かんざし)を外され野菊飾る髪  真子
2010-09-13
誰かに聞かれるかもしれない//月へ行くその日のために地球上すべての国のハローを覚える 千葉聡 
2010-09-11
9月11日、三ヶ月ぶりに自由詩に投稿しました。「直線9/11」この詩は新しい自分へのひとつの挑戦。 
2010-09-07
彼の腕には女が抱かれたままだ 二人の周りでは石炭置場と砂の山とが彼らの生命の風景の貧血した拡がりを満たしている けれども生徒は勉強している 中性の そして真白な部屋の中で 代数学と幾何学を/フォラン 
2010-09-06
わたし 星と軽業したの/神様がなさるみたいに/星の知ったかぶりの歩き方を直してあげたの/でも 星には 涙の光しか/生命が残っていなかったの。 ミヌー・ドルーエ シャボン玉より
2010-09-05
昨日の一言は俳句(訳・鈴木俊)です。今日もブレヒビュールの句集から 外には月光のヴェール、/灰色は生命の命。/灰色はすべてを包含している。* 形式を賛美するための/俳句は存在しない。/すべてが俳句だ。
2010-09-04
よし、今日からまたひとことダイアリー書こうっと。  "詩人、その重さ。/一匹のブヨが彼を刺す。/世界のなんと軽いこと。 ベアト・ブレヒビュール 
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